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『落語から学ぶ言葉の重み』
12月6日に『東大阪市域 人権研修』に参加しました。
5代目桂 文枝一門の桂 枝女太師匠を講師に招き、落語【鹿政談】やラジオのパーソナリティとしてメディアに携わってきた体験から放送禁止用語等の言葉について談笑を交えながらの講演でした。
放送局や新聞社などが自主規制している、いわゆる放送禁止用語は、差別語など特定の人を侮蔑する意味を含む言葉のほか、本来差別的な意味を持たないが時と場合によって使用をわきまえるべき言葉もある。
確かに本来侮蔑的な意味を含まない言葉であっても、使い方によって不快感を与える言葉となってしまう。例えば、言葉の後ろに「?のくせに」をつける。など・・・
言葉の大切さと重みを改めて考えさせられた講演でした。
「鹿政談」(抄)
昔は誤って殺しても死罪になったという奈良の鹿。三条横町の豆腐屋の六兵衛さんという人、きらずを盗み食いしていた犬を追い払おうと割り木を投げたところ、当たり所が悪くてその場で死んでしまいました。ところが、犬と思ったのは実はこともあろうに鹿で…
興味のある方は寄席に足を運ぶか、CDも出ているそうなのでそれを聞いてください。
※【雪花菜(きらず)】とは、切らずに料理できるの意から、主に上方で豆腐を絞ったかすをいいます。関東では「卯の花」、一般には「おから」のことですね。