« 【取り組み紹介】福祉用具の活用でこんなにも違います | メイン | 【施設を探している人必見】清揚苑の強み »
Always Together 和歌山県 大日山荘さんへ見学に行ってきました
お世話になっております。特養スタッフの後藤です。
日に日に気温が高くなってきており、梅雨も相成って蒸し暑い日が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、清凉苑(豊中市豊南町 2022年3月にOPENする新施設!)の準備室メンバーで和歌山県にあります、社会福祉法人 寿敬会 大日山荘さんに見学に行って参りました。
阪和自動車道を南へ南へ。和歌山インターより15分ほど走ると、壮大な山々を超えるあたりで「本当に道合ってるんかなあ?」と不安な気持ちが...
となりのトトロの世界観みたいな道を突き進み、山々を抜けると、それはもう広大な土地に並ぶ介護施設が目の前に現れました。
デカい!広い!キレイ!
なんともスケールの大きい施設に大興奮の私たち。
一瞬だけ、修学旅行のあの感じを思い出しました。 ※注:仕事で行ってます
今回のお目当てはこれ
コニカミノルタ社様のHitomeQケアサポートシステム
いわゆる最新の安全センサーです。
毎年のように新製品が出るジャンルではありますが、今回のHitomeQ、率直に良かったです!
介護現場としては、「事故防止用高性能センサー」をまず欲しくなるのが、ほとんどの声だと思います。
入居者様が立ち上がるときにセンサーが鳴る、付き添いが必要な時に教えてくれる。
介護士としては転倒事故を防ぎたいので、駆け付けるべきタイミングでその人のもとへ行けるのは、なにより事故防止に繋がるからです。
しかし反面、「必要以上にセンサーが鳴ってしまって大変」ということがあるのも事実です。
「夜勤明けに家で寝ていたら、センサーの音が聞こえてくる」というのは介護士あるあるのひとつで、日によってはひっきりなしにセンサー対応に追われる日を、皆が経験しています。
このHitomeQは、センサーが作動すると同時に手持ちの端末に通知が届き、ご入居者の様子を端末で確認してから「駆け付ける」「声をかける」「行かない(寝返り等でのセンサー反応)」の判断をすることができる優れモノでした。
映像はもちろん残るので、記録として、はたまた有事の際の根拠として提示が可能です。
⇒個人的には転倒してしまって「頭を打ったのか」「膝をコツンとぶつける程度だったのか」が確認できるのがとてもありがたいと思いました。
更衣室広っ!
休憩室にスマホ充電用のコンセントついてる!
中庭オシャレすぎ!
地域交流ルームはコンサート出来るレベルの設備!
すごいですね...
デイの天井高っ!
照明は何ですかそれっ!
職員用の階段から見える景色までご配慮を!?
大型の本屋さんでしか見たことない平置きラック!!
田村さんも浮かれて教壇に立たせてもらってます。
いや?、入居者様への「過ごしやすい」環境づくりへの配慮はもちろん、
職員にとっての「働きやすい」環境の整備具合に何より感動いたしました。
ディティールにこだわった作り、一つ一つ意味のある空間作りは、もはや意志の強さを感じるレベル。
誰が考えたんでしょう...?専門家...?
「事務長さん、こういうのって誰が考えたんですか?」
「ああこれ、大体が現場で働いてる職員さんたちのアイデアなんですわ」
「ふぁっ!?」
部屋の間取りやドアの大きさ、間口の広さ等々、フロア職員さんからのアイデアを募って、それを設計に落とし込んだみたいです。
いやこれすごい事ですよ。
聞き入れる裁量もさることながら、ここまでアイデアを出せる方ってなかなか...
見学後半、田村さんは「和歌山って海鮮?ラーメン?」とランチの心配をされておりましたが、
わたくし個人的には、地域にとっての施設の在り方含む介護観・いち職員の施設運営への関わり方等々、とても刺激になる1日でした。
これを清揚苑での業務、はたまた清凉苑の準備で活かしていきたい所存です。
それではまた!