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◇東生野地域包括支援センター 東中川まちあるき声かけ体験に参加しました◇
こんにちは。東生野地域包括支援センターです。
11月11日に東中川地域で「東中川まちあるき声かけ体験」を地域の方と行いました。東中川地域でのまちあるき声かけ体験は昨年度に続いて2度目になります。
ボランティア委員や民生委員の方々を中心に、総勢35名の地域の方が参加されていました。東中川地域ではボランティア委員の皆様を中心に、認知症について長年学んできており
その経験を活かして徘徊者役に声かけをしていきます。
体験は新今里公園内で行いました。声かけの際は先日も紹介した3つのない(驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない)
を意識して声かけをしていきます。
声かけをしたあとは、参加者同士で体験を振り返り、意見交換を行いました。
「一方的に話をせず、相手の話を受け止めることが大事」「継続して訓練をすることが大切。去年より自信が持てた」
といった感想が挙がるなど、積極的に話し合っておられました。
昨年度は、初めての取り組みということで手探りの面もありましたが
今年度は、昨年度の経験を生かしより実践的な声かけ体験を行うことができたと思います。
次年度以降もまちあるき声かけ体験を継続していきたいという声をいただいております。認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指して
今後も地域の方とともに取り組んでいきます。
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◇東生野地域包括支援センター 泉南市徘徊模擬訓練に参加しました◇
こんにちは。東生野地域包括支援センターです。
11月10日に泉南市で行われた「徘徊模擬訓練」に参加してきました。
今回は、小学校の授業の一環として、
小学2年生約80名を対象として行われました。
小学生たちは、事前に受けた「認知症サポーター養成講座」で学んだことを活かして、
街の中にいる徘徊者役に声をかけていきます。
「困っている方を見かけたら声をかける」
「一緒に行く時は、大人に声をかける」
というポイントを踏まえて、声かけをしています。
地域の老人会・婦人会のメンバーもサポートして、子どもたちと一緒に回ります。
泉南市では、平成22年度から徘徊模擬訓練を実施しているそうです。
訓練後には、泉南市役所や地域包括支援センターの方から、
学校や地域の方とどのように連携して取り組んでおられるのか、お話を伺いました。
東生野地域包括支援センターでは、
今年度も、東中川地域で徘徊模擬訓練を実施します。
認知症になっても安心して暮らせるまちづくりに向けて、
今回の泉南市での経験を活かしつつ、地域の方とともに取り組んでいきます。
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◇東生野地域包括支援センター 認知症予防講座を開催しました◇
こんにちは。東生野地域包括支援センターです。
10月30日に東小路地域で「認知症予防講座」を開催しました。
前半は、生野区保健福祉センターの保健師より、認知症についてのお話をしていただきました。
みなさん熱心に聞いておられます。
お話のあとには、音楽を流しながら、脳を休めるリラクゼーションで一息つきました。
後半は、慶生会の文野理学療法士より、「認知症予防体操」と題して、
血流を改善し、認知症予防につながる体操を教えていただきました。
脳を使いながら、身体も動かす体操に悪戦苦闘しつつも、
和やかな雰囲気で進みました。
今後も自宅で体操を続けたいという声はもちろん、
地域で集まって体操に取り組みたいとの声もいただきました。
今回ご参加くださった方々から、少しずつ認知症予防の輪が広がっていくよう、
東生野地域包括支援センターもお手伝いしていきます。
今回の講座開催にあたり、
ご協力いただきました東小路地域のみなさまに改めて厚く御礼申し上げます。 -
◇東生野地域包括支援センター 東中川地域認知症研修会を開催◇
今年度の徘徊模擬訓練実施に向けて、地域住民やボランティア委員の方向けに認知症研修を開催しました。
講師に大阪市認知症介護指導者の松原宏樹(社会福祉法人慶生会)を招き行いました。研修テーマは、以下の2つの内容を取り上げ学習しました。
1.認知症を理解する。‐道に迷う人を救うために‐
2.認知症予防を正しく理解する。徘徊・行方不明になる認知症の方は、目的がなく歩いているわけではありません。心の中では「ここがどこだかわからない」などの記憶障がいの出現のため、不安や混乱が生じやすいことを知りました。
徘徊により道に迷った方の心境はとても不安であり、パニックに陥っています。迷っている方を見つけた時にどのように声かけをしたらいいか・・・
声かけのポイントは3つの「ない」です。
1.驚かさない
2.急がせない
3.自尊心を傷つけないゆっくりと相手に近づく事やすぐに返事がなくてもゆっくり待つ事、何もわからない人だと決めつけない事等に気をつけて、まずは徘徊している方が安心できる雰囲気を作ることが大切となります。
こういった事を実際に体験する機会として徘徊模擬訓練があります。徘徊模擬訓練実施に向けて、今回の研修の他に、認知症サポーター養成講座も開催する予定です。地域の方が一人でも多く認知症について知って頂き、認知症になっても安心して住むことができる街を目指していきたいです。
また認知症にならない為の予防が必要です。
認知症予防として今注目されているのが、国立長寿医療センターが開発した
「コグニサイズ」という認知症予防プログラムです。コグニサイズは、「頭を使いながら運動をして、2つのことを同時に行うことにより、脳を活性化するトレーニング法」です。
運動で体の健康を促すと同時に、脳の活動を活発にする機会を増やすことで、認知症の発症を遅らせるようとするものです。今回は簡単なプログラムをして頂きましたが、一人で行うのではなく、参加された方と一緒に行う事で楽しみながら、笑いながら行う事ができ、実際にコグニサイズを行っている地域では共通の目的をもち、交流の場となり新たなコミュニティーの一つとなっているようです。
地域の方からも声を頂き、来年度コグニサイズを実施していく計画を立てています。
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◇東生野地域包括支援センター 泉南市徘徊模擬訓練を見学してきました◇
東生野地域包括支援センターでは、平成26年度地域住民やボランティアの方向けに徘徊模擬訓練を地域の関係機関の方と一緒に実施しました。
徘徊模擬訓練とは、認知症の徘徊による行方不明者が発生したと想定し、徘徊役が市内を模擬徘徊している間に、警察や消防、行政が連携し、地域住民や関係機関等に情報伝達を行い、情報を得た住民の方等がサポーターとなり、徘徊役を探したり声をかけ、無事に保護しようというものです。
この取り組みの目的は3つあります。
1.認知症の理解を深め、一人でも多くの地域の方が認知症の人や家族を見守り、支える意識を高める。
2.認知症の徘徊による行方不明者をできるだけ早く発見し無事に保護できるようセーフティネットとして、実行力の高い仕組みの充実。
3.「徘徊=ダメ」ではなく、「安心して徘徊できる街」を地域全体で目指していく。この訓練の最も重要な事は、一人でも多くの方が認知症に関心を持ち日頃から互いに声をかけ、気配り、見守り合うという意識を高めていくことです。
前置きが長くなりましたが、泉南市では平成24年度より徘徊模擬訓練を行っているため、昨年度よりもよりよいものとするために見学行ってきました。
泉南市では、小学5年生を対象とした徘徊模擬訓練を実施しており、実施には市役所や地域包括支援センター、民生委員、小学校教員の方、地域住民の方が協力し子供たちが安心して訓練に参加できるように準備されていました。当日は私たちの他に福島県からの視察の方が来られていました。
訓練の説明や徘徊役の情報を伝えています。
5〜6人でグループを作り、アドバイザーとして民生委員の方や専門職がつきます。
参加した子供たちからは難しかったという声もありましたが、積極的に徘徊役の方に声をかける姿がありました。徘徊にはその人なりの意味や目的があり、その人なりに暮らし続ける姿でもあります。
その姿を認め合い、徘徊がダメではなく、安心して徘徊できる街こそが誰でも住みやすい安心できる街となるように地域の方と歩んでいきたいと思います。