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第12回日本訪問リハビリテーション協会学術大会で訪問STとして発表致しました

去る6月17日に、第12回日本訪問リハビリテーション協会学術大会にてポスター発表をしました

発表した症例は、多系統萎縮症の方、絶食から3ヶ月程度の間に口腔・嚥下機能に大幅な改善が認められ継続した経口摂取が可能となった方です。訪問看護師・理学療法士・家族などケアに関わる方々で協力し、情報連携をしながら嚥下訓練を進めていきました。言語聴覚士が直接訓練に集中し経口摂取を少しでも進める為に、看護師が機能的口腔ケア・マッサージなどの間接的嚥下訓練、理学療法士が頚部のリラクゼーションや安定した食事摂取姿勢が取れるようアプローチを行いました。本人様の「食べたい」という強い気持ちに応える為に、それぞれの職種が専門性を活かした関わりができ、私自身、「訪問リハビリでチーム医療ができるんだ」と感じました。

口腔・嚥下機能の改善が認められ安定して経口摂取が進んでいたときに、家族様から「本人の頑張りをたくさんの人に伝えてほしい。同じような進行性の病気の人の励みになって欲しい」との要望がありました。
学会という大規模な場所での発表は初めてで、正直どうしようか悩みましたが、家族様の想いを少しでも叶える事ができればと思い、学会で症例報告する事を決めました。

ぱっとみただけで内容が伝わるようなポスターを作る。短い時間の中で、話をまとめるという事はとても難しく、「もう少し目に留めて貰いやすいように写真や図を増やし文字を少なくした方が良かったかな」と課題が残るものだったかなと思います。また、発表する前も発表中も「本人・家族の想いを伝えられるのか」「聞きにきている方々が納得した発表ができるのか」とても不安でした。実際の発表では「ここは言いたい、想いを伝えたい」と思っていたポイントは話をする事ができ、本人様と家族様の想いである「伝えたい事」は伝えられたのかなと思います。ただ、学会発表の経験が少ない分、ちゃんと発表できたかは最後まで自信がないのも事実です。

今回、利用者様の家族様に押される形での発表でしたが、学会に参加し、発表しただけでなく全国のいろいろな事例やアプローチ方法について知ることができました。

今回の経験を日々の訪問、支援に活かし、利用者様へ良い支援が出来るようにしたいです。

 

 

文責:慶生会訪問看護ステーション 大今里出張所 言語聴覚士岸本彩佳

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