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寒い季節到来!!

皆さん、厳しい寒さが続きますね。

この時期、トイレが非常に近くなります。

高齢の方は勿論、私たちも寒さでトイレが近くなってしまいます。

イラスト①

今回は、高齢者の夜間頻尿についてお話をしたいと思います。

夜間頻尿の原因には、膀胱蓄尿障害(膀胱容量の減少)、

多尿(24時間容量の増加)、夜間多尿(夜間尿量の増加)、

睡眠障害などがあります。

 

その中でも、今回は基本的な頻尿のメカニズムについて説明したいと思います。

 

①   膀胱蓄尿障害(膀胱容量の減少)

加齢とともに、過活動膀胱や前立腺肥大症は増加するが、蓄尿の障害、もしくは残尿量が増え機能的膀胱容量が低下することで頻尿になります。

組織学的:加齢に伴い膀胱の平滑筋成分が減少し、結合組織成分が増えることによって、膀胱の収縮力低下、コンプライアンス減少、機能的膀胱容量の減少などが生じます。

神経学的:膀胱収縮に関係する興奮性の神経と神経伝達物質は全体的には亢進します。

 

②   夜間多尿

高齢者は、夜間に下垂体後葉からの抗利尿ホルモンの分泌が低下し、夜間尿量が増加します。また、加齢に伴い尿の濃縮力低下に加え、食事摂取後の速やかな排泄能が低下し、夜間の尿量増加が生じることになります。

 

その他、頻尿になる原因は様々ありますが、次は頻尿対策(特に自分で行えること)について紹介したいと思います。

 

1、水分量の調節を行う

水分をしっかりとることも必要ですが、飲むものを選ぶことも大切です。特にアルコール類やコーヒーやお茶などカフェインが含まれているものは利尿作用があるため、気を付けて飲みたいですね。

イラスト②

2、膀胱訓練を行う

自分の排尿をコントロールするための訓練です。尿意を我慢する練習を、短い時間から少しずつ延ばしてきます。最初は我慢する時間を5分程度に設定し、最終的には2~3時間に延ばしていきます。排尿した時間や量などを日記につけると、自分の排尿傾向を把握することもできます。

イラスト③

3、骨盤底筋のトレーニングを行う

女性の場合、骨盤底筋の筋力低下により頻尿になるケースがあります。

ここでは、骨盤底筋のトレーニングの方法を紹介します。

①    仰向けに寝て、膝を軽く曲げる。

②    尿道・肛門・膣をお腹の中に引きこむイメージでぎゅっと締め、力を入れる。このとき、他の筋肉が動いていないか確認しながら力を入れ、数秒~十数秒間数え、力を抜きます。

③    ①②の動きを繰り返し、何度か行います。この際、呼吸は止めないように注意します。

イラスト①

その他、昼間の適度な運動(20分程度の散歩)就床時の保温なども効果があるようです。

 

寒さが続くのもあと少しですが、出来ることから継続して行っていけば効果が実感できるかもしれませんね!

 

 

参考文献:青木芳隆、横山修:高齢者夜間頻尿の病態と対処

 

文責:巽東訪問看護ステーション 理学療法士 黒岡さや

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