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◇東生野地域包括支援センター 東中川地域認知症研修会を開催◇

 今年度の徘徊模擬訓練実施に向けて、地域住民やボランティア委員の方向けに認知症研修を開催しました。

 

 講師に大阪市認知症介護指導者の松原宏樹(社会福祉法人慶生会)を招き行いました。研修テーマは、以下の2つの内容を取り上げ学習しました。
1.認知症を理解する。‐道に迷う人を救うために‐
2.認知症予防を正しく理解する。

 

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 徘徊・行方不明になる認知症の方は、目的がなく歩いているわけではありません。心の中では「ここがどこだかわからない」などの記憶障がいの出現のため、不安や混乱が生じやすいことを知りました。

 

 徘徊により道に迷った方の心境はとても不安であり、パニックに陥っています。迷っている方を見つけた時にどのように声かけをしたらいいか・・・

 

 声かけのポイントは3つの「ない」です。
1.驚かさない
2.急がせない
3.自尊心を傷つけない

 

 ゆっくりと相手に近づく事やすぐに返事がなくてもゆっくり待つ事、何もわからない人だと決めつけない事等に気をつけて、まずは徘徊している方が安心できる雰囲気を作ることが大切となります。

 

 こういった事を実際に体験する機会として徘徊模擬訓練があります。徘徊模擬訓練実施に向けて、今回の研修の他に、認知症サポーター養成講座も開催する予定です。地域の方が一人でも多く認知症について知って頂き、認知症になっても安心して住むことができる街を目指していきたいです。

 

 また認知症にならない為の予防が必要です。
認知症予防として今注目されているのが、国立長寿医療センターが開発した
「コグニサイズ」という認知症予防プログラムです。

 

 コグニサイズは、「頭を使いながら運動をして、2つのことを同時に行うことにより、脳を活性化するトレーニング法」です。
 運動で体の健康を促すと同時に、脳の活動を活発にする機会を増やすことで、認知症の発症を遅らせるようとするものです。

 

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 今回は簡単なプログラムをして頂きましたが、一人で行うのではなく、参加された方と一緒に行う事で楽しみながら、笑いながら行う事ができ、実際にコグニサイズを行っている地域では共通の目的をもち、交流の場となり新たなコミュニティーの一つとなっているようです。

 

 地域の方からも声を頂き、来年度コグニサイズを実施していく計画を立てています。

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